パグ犬涼々のしつけ大作戦!+ボビたん

わんこを飼うことについて~ローレンツ博士から

さてさて、すっかりおなじみとなった(?)ローレンツ博士ですが、博士の書いた本でもう1冊私のお気に入りのものがあります。それは「ソロモンの指環」。

「ソロモンの指環」<動物行動学入門> コンラート・ローレンツ著 日高敏隆訳 発行 早川書房

「ソロモンの指環」<動物行動学入門> コンラート・ローレンツ著 日高敏隆訳 発行 早川書房



その中にイヌを飼うことに触れた部分があったので、抜き書きしてみたいと思います。
引用の際は斜めっているイタリック体にするのが恒例ですが、長文になると読みづらくなるので普通の書体でいきます。


都会の住宅の中でイヌを飼うのは残酷だなどと考えることはない。イヌが幸福であるかどうかは、なによりもまず、きみがどれだけの時間イヌと 一緒に過ごせるか、どのくらいしばしばイヌがきみの散歩のお伴をして歩きまわれるかにかかっている。

書斎の前で数時間きみを待つことも、そのあとで十分ほ どきみと一緒に散歩にゆけるなら、イヌにとってはなんでもない。

心のかよう友情がイヌにとってはすべてである。しかしそれは少なからぬ義務を伴うものであ ることを忘れてはならない。

なぜならば、忠実なイヌとの友情は一たび成り立ったらもはや断ちがたいものだからである。

彼を手離すことは殺人にもひとしい。 それからもう一つ、もしきみがとくに繊細な神経の持ち主だとしたら、きみの友人の寿命がきみのよりずっと短いこと、十年から十四年後にはかならず悲しい別 れがやってくるのだということも忘れてはならない。(ほぼ原文のまま)


この本を買ったのは、私が高校生だった大昔のことにゃので、表紙がすっかり色あせております(×o×)
新しく発行されているのは、装丁も違うようですね。。。あぅぅ


現代の日本では、わんこは「友人」と言うよりも「家族の一員」としてとらえられておりますので、私も「友人」部分を「家族」と読み替えました。
涼々を飼うことになって「背負った責任と義務」。のぞむところです!!そしていずれやってくる「悲しみ」は。。。自然の摂理としてあるがままに受け止めるしかないのでしょうな・・・。


次回の日記は同じ本から、イヌが飼い主に寄せる愛情の源について記された部分を書きたいと思います。こっちはおもしろいじょ(^m^)

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