地震直後、電気・電話は止まりましたが水道から水は出ていました。
ここで水をくんでおくべきだったのでしょうね。。。翌日には水道もストップしました。
しかし、お向かいさんに外の水道からはまだ出ていると聞き、庭にある水道の蛇口をひねってみると、本当だ~ちょろちょろだけど出てる~!!
急いで大鍋1個とヤカン2個、ありったけのバケツにくみました。
配管に残っていた水だったようで、午後にはそれも出なくなりました。
これでライフラインが完全にストップです。スーパーも閉まったままです。
これからは、うちにある物だけで生活していかなければなりません。
えっと、なになにを用意していたんでしたっけ。。。
避難グッズのリストを作成して、賞味期限が切れそうなものを更改していかなくっちゃとは思っていたのですが、思っていただけで、残念ながら未着手のままでした。。。
でも、非常持ち出しリュックやその周辺には、ペットボトルの水や非常食など、けっこうモノがありました。
冷蔵庫の中にも食料が入っています。
これらで何日生活できるのか、いつまでこういう状態が続くのかは全くの未知数ですが、周り一体がとにかくこの状況なので、やれるだけやってみるしかありません。
我が家がある多賀城市は隣の仙台市とは違い、ペット同行避難が謳われておりません。
なので、涼々とボビたんが避難所へ行けないことを想定して、最悪車で寝泊まりしてもいいと考えていました。
車で避難するときに運びやすいように、一通りの生活グッズと非常持ち出しリュックは玄関に近い和室に置きました。
涼々家で用意していた避難グッズは、
(停電対策)・・・和室の備品
①ロウソク類
②手回し+乾電池の携帯ラジオ&ライト(りゃん父用)
③乾電池の携帯ラジオ&ライト(ちゃこP用)
④乾電池のセンサーライト(すぐに明かりが欲しいときに助かりました)
⑤手回しのライト
⑥乾電池のマグネット蛍光灯(フックが付いているので、部屋に吊して使える→今回すごく重宝しました)
ほか、単1~3の乾電池や充電式電池、車のシガーソケット充電器も用意しました。
(食料関係)・・・リュック内保管
①朝食シリアル(火や水が不要で栄養バランスも考慮されています。棒状や板状の方が携帯しやすいです。)
②食品ラップ(食器を洗わなくて済むように食器全体をくるめるサイズ)
③お湯対応紙コップ(どれが誰のか分からなくなるので、ペンがあるといいかもです。)
④ポリ袋(缶詰の油や汁を処理するのにも使いました。)
⑤保温ポット
ほか、魚の缶詰、割り箸、七輪と炭、ヤカンなども用意しました。
水のペットボトルは、6本×6箱=36本です。
16本残っているので、お隣さんに2本差し入れしたのを除くと18本使ったことになりますが、
空いたペットボトルを持って給水所に並んだり、先に水道が復旧した親戚からもかなりもらっていたので、実際に使ったのはもっと多くなります。
冷凍食品は自然解凍させてからフライパンで焼いて食べました。
(衛生関係)・・・リュック内保管
①デンタルリンス
②水不要のシャンプー
③ウエットティッシュ
④包帯等
⑤お手入れセット?(爪切り・ハサミ・ナイフ・耳かき等のセット)
⑥マスク
⑦からだ拭きシート
⑧トイレットペーパー
⑨歯ブラシ
⑩生理用品
自宅で暮らせたので、からだ拭きシート以外は出番なしでした。
(涼々ボビたん関係)・・・リュック内保管
①それぞれのフード
②食器
③トイレシート
④ウエットティッシュ
⑤いつものオヤツ
自宅で暮らせたのでこれらは出番なしでしたが、今回の経験から2週間分は用意した方が安心です。
特に、すぐに手に入らないフード等は3kg袋などの大きいものを用意したいところです(リュックには入らないかもですが)。
お店や病院が開かなかったり、開いても買えないことがありました。
*非常持ち出しリュックに、けっこう入るものですね。
<高台にあるりゃんばーちゃんちに車で避難したとき積み込んだ物>
13日の日曜日朝、川が決壊する可能性があると聞き、急遽りゃんばーちゃんちへ車で避難しました。
そのときは、非常持ち出しリュックと生活物資を入れたカラフルバケツ2個、毛布2枚、通帳とカード・印鑑などを車に積みました。
幸い洪水は起こらず、夕方には家に戻れたのでホッとしました。
<ライフラインの復旧状況>
※ガスはプロパンだったのを地震の翌日に思い出し、安全装置を確認して普通に使っていました~。
①携帯メール・ネット・・・15日午前(4日目)
ウィルコムのPHS電波は全然ダメでしたが、3Gがようやくつながりました。
安否確認のメールやBBSに心配してくださった書き込みがたくさんあってビックリしました。とても励みになりました。
みなさま、本当にありがとうございました。
②電気・・・15日夜(4日目)
リビングとダイニングに掃除機をかけ、ガラスの破片を掃除しました。これで封鎖していた1階は、りゃんちゃんたちも通行できることになりました。
もっとも被害の大きかった2階は、後回しでいいです。。。
③PCインターネットとIP電話・・・16日夜(5日目)
ネットがつながったので、古い電話機を接続してIP電話としました。ずっと心配してくれていた両親に地震後初めて電話をしました。
④固定電話・・・17日夜(6日目)
⑤水道(試験通水)・・・30日午後(19日目)
まだ飲めないとは言われても、洗濯機を2度回しお風呂にも入りました。りゃん父実家の皆さんもお風呂に入りに来ました。
⑥水道(飲料可)・・・4月1日午後(21日目)
⑦宅配便の個別配達・・・一部で3月末から再開
⑧都市ガス・・・4月4日現在、まだのところが多いようです
<その他>
雪が降るたびに雪をかき集めてバスタブに投入しました。
なかなか溶けずに雪室状態となっていましたが、それでもあるのとないのとでは安心感が違います。
お風呂から上がった後、お湯はすぐに流さず次に入る直前に更新するようにしていたので、震災当日もバスタブには水がたくさん入っていました。
それをトイレ用に使っていましたが、結構減るのが早いです。
雨水もためましたし、町内にあるお宅が井戸を解放してくれていたので、ポリ容器で何回か運びました。
トイレ用水、あなどれないです。。。
野菜は、冷蔵庫あるものやりゃんばーちゃんちからもらった白菜1玉を、ちょっぴりずつ料理しました。
それと、親戚から送られてきていたリンゴが1箱あったので、近所にもおすそ分けできました。
数年前に買っておいた反射式ストーブ。今回初めて使いました。
煮炊きができるので、大鍋にスープを作りご近所さんへもおすそ分けしました。
温かい食事がなかなかできなかったので、喜んでいただけました。
通販のオマケでもらっていたお釜。
小さいので一日に何回も炊いておにぎりを作りました。
りゃん父やちゃこPのお弁当になったほか、おにぎりもご近所さんへ温かいうちにおすそ分け。
<避難所にて>
飼い主さんと共に避難所で暮らしているワンちゃんたちが気になり、職場近くの避難所にちょくちょく行っていました。
そこには、津波被害にあって自衛隊に助けられたそれこそ着の身着のままの方から、家が泥だらけになった方、地震で家が壊れた方、 家は大丈夫だったけど食べ物がない方など、色々な被害を抱えている方々がいました。
日が経ってライフラインの復旧とともに避難所から自宅に戻る方も増えてきましたが、避難所生活が長くなる方もいます。
それにしたがって、必要としている物資も、最初は食料がメインだったのが衛生用品や下着・衣服等にシフトしていったようでした。
そういえば、我が家の避難物資には、着替えが全然入っていませんでした。。。
あと、携帯トイレやカセットコンロで動く発電機も用意したいと思っていました。。。
あれもこれもと思うときりがないですけどね。
それよりも、賞味期限や使用期限が切れた水・乾電池を更改していなかったのは残念でした。。。
ちゃこPらしいといえばそれまでですが。。。
次回のダイアリーは、避難所にいたワンちゃんのことを少しまとめたいと思っています。