パグ犬涼々のしつけ大作戦!+ボビたん

「報道写真家 大石成通さん」

2ヶ月前に読んだ雑誌に載っていた記事だけど、忘れられないし忘れたくないので、ダイアリーに書いておきます。

「ねぇ、ボクたち、これからドコ行くの?」(記事より)

「ねぇ、ボクたち、これからドコ行くの?」(記事より)



(↑クリックで拡大写真)

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朝日新聞 Weekly AERA 2008.7.28

人間の勝手な都合で
年間34万の「命」が
「産廃」として消える
ペットブームの現実

日本国内の動物愛護センター

撮影を許可された僕の目の前に、処分用ケースに移された十数匹の子犬たちが運ばれてきた。ある自治体の動物愛護センター。「不要動物」「迷い動物」として保護された犬や猫たちは、3~7日以内に返還や譲渡がされなければ、狂犬病予防法に基づき殺処分される。子犬たちは、まさにその時を迎えようとしていた。

全国で殺処分される犬猫は計約34万匹(2006年度))に上る。センター関係者の啓発運動もあって、10年間で約20万匹減った。それでも1日に1千匹近くが、「引っ越しで飼えなくなった」「夜にほえて困る」「なれない」などという人間の勝手な都合で殺処分されている計算になる。
「機会ががあればまた飼いたい」としゃあしゃあと言う飼い主も珍しくないという。それが、空前のペットブームの裏側にある現実なのだ。

センターの職員が子犬たちを「炭酸ガス処理装置」に入れた。暴れる犬はいない。最後まで人間を心から信頼しきっているかのような無邪気な表情で、じゃれ合っていた。
「生きているってなんだろう。飼い主にそれを考えて欲しい」

ある職員の言葉が頭から離れなかった。数分後、音もなく炭酸ガスが注入された。遺骸は、焼却され、産業廃棄物として処理されるという。

大石成通 Shigemichi Oishi
写真家。1977年宮城県生まれ。東京都在住。(中略)2000年から全国の動物愛護センターの取材を続けており、近く作品群をまとめる予定だ。(後略)
http://oishishigemichi.com

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